マイホームを建てる時に、住宅ローンの支払い以外は頭金だけと思っていませんか?
頭金ゼロで購入する場合、住宅ローンの支払いが始まるまで何も支払いがないということはありません。
貯蓄は無くても月々の支払いは支払える!と考えてマイホームを建てようとすると困ることになるかもしれません。
マイホームを建てる!頭金以外に必要な費用とは?
土地の手付金
土地を契約する時には、手付金が必要となります。
手付金の相場は、購入価格の5~10%と言われています。
そのため、土地代が1,000万円の場合50万円~100万円の手付金が必要になるということです。
手付金は、振込とかではなく現金払いのことが多いため、土地を購入する場合は現金も必要になることを覚えておきましょう。
地鎮祭・上棟式
地鎮祭は家を建てる前に行う神事で、工事中や住んでからの安全を祈願する意味があります。
上棟式は建物の骨組みができあがるタイミングで行う神事で、家の骨組みができあがる日に職人さんにお菓子などを振る舞います。
どちらも必ずやらなければいけないということはなく、最近では省略する方もいるようですが、契約する工務店によっては地鎮祭や上棟式を行う前提で話が進むこともあります。
地鎮祭・上棟式どちらも行う場合、お弁当代やお菓子代、祝儀代などもかかり、規模にもよりますが両方で15万円~40万円くらい必要となります。
施主支給
施主支給とは、施主が購入して現場に届け、取り付けは業者に頼むことです。
施主によって施主支給にする物は変わってきますが、主に、照明や家具、カーテン、ポスト、表札などが挙げられます。
こだわりの強い方は、自分で探して購入できるため、その分費用が必要となります。
どのくらいこだわって施主支給にするかにもよりますが、家具や照明などを施主支給にしたい方はその分の費用についても考えておきましょう。
火災保険・地震保険
家を建てたら必ず必要になる保険が火災保険と地震保険です。
特に火災保険は家の保険と言われ、火災だけでなく風災や水災、ボールが飛んできて窓ガラスが割れたなどの損害も補償してくれるので、必ず加入する必要があります。
地震保険を付けていないと、地震で家が崩れてしまったり、地震による津波で流されてしまっても、火災保険では補償されません。
最近は、大きい地震が頻繁に起きているので、地震保険にも加入しておくべきです。
家の建築費用や構造などに応じて保険料は変わりますが、長期一括払いにすると数十万円必要となります。
家具・家電
意外と忘れがちなのが家具・家電です。
賃貸で使っている家具・家電があったとしても、マイホームを建てた時には新築に合わせた家具・家電を購入する人が多いです。
マイホームを建てようと考えた時に、間取りや外観など建物のことばかり考えてしまいがちですが、生活するためには建物だけでなく家具・家電などが必要となります。
どんな家具・家電を購入するかによって費用は変わってきますが、100万円くらいは用意しておいた方が良いでしょう。
続いて、マイホームに住んでから必要となる費用についてご紹介していきます。
マイホームに住んでから!必要な費用とは?
マイホームに住み始めたら住宅ローンの支払いだけではなく、他にもお金がかかります。
税金
マイホームに住み始めてからかかる税金は、
- 固定資産税
- 都市計画税
です。
固定資産税は地域によってかからないこともありますが、基本的には支払う必要のある税金だと思っておきましょう。
また、マイホームには固定資産税だけでなく都市計画税もかかります。
税額は地域によって変わってきます。
火災保険・地震保険
火災保険と地震保険は、家を建てる時にも必要となりますが、火災保険・地震保険には契約期間があり、更新する必要があります。
火災保険・地震保険の最長契約期間は、
- 火災保険:10年間(2022年には5年になる予定)
- 地震保険:5年間
それぞれ契約期間が終了したら、また保険料の支払いが必要となります。
火災保険料や地震保険料は、自然災害の増加から年々値上がり傾向にあります。
数年ごとに保険料として数十万円の支払いが発生することを覚えておきましょう。
町内会費
賃貸では町内会に入っていない方が多いですが、マイホームを建てると町内会に加入させられると思います。
地域により異なりますが、年間5,000円~2万円くらいの町内会費が必要となります。
地域によっては年間の町内会費だけでなく入会金も必要になることがありますので、住みたい地域の町内会についても事前に調べておくと良いでしょう。
マイホームは頭金・ローンの支払いだけじゃない!
マイホームを建てる時も、住んでいる時も以外とお金が必要となります。
貯蓄を全部頭金に支払ってしまったり、貯蓄なしでマイホームを建てると、その後の生活が苦しくなってしまうかもしれません。