ミサワホームの3つの工法についてはこちらで紹介しています
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ミサワホームの3つの工法とは?ミサワホーム定番のセンチュリーモノコック構法についても解説!
FP 今回は、ミサワホームの3つの工法について紹介します。 ミサワホームの工法は大きく分けて3つ! ミサワホームの3つの工法 木質パネル工法【木質系住宅】 鉄骨工法【鉄骨系住宅】 木造軸組工法【耐震木 …
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ミサワホームの防耐火性とは?
① 内装下地材[3つの工法共通]
厚さ12.5ミリの石膏ボードを天井、壁に設置。
石膏には約21%の水分が結晶水の形で含まれており、火災時に高温にさらされるとこの結晶水が熱分解され、水蒸気になって放散されます。その結果、壁内部や隣室への延焼防止に大きな効果を発揮します。
② 壁
- 木質系住宅
独自のファイヤーストップ構造を備える「木質パネル」
炎は壁の中に入ると天井裏や上階に燃え上がり、被害を拡大。
これを防ぐため、壁の中に「ファイヤーストップ構造」を施します。
格子状の芯材で内部が細かく区切られた木質パネルは、横芯材がすぐれたファイヤーストップ効果を発揮。
横芯材は部位にかかわらず全ての壁パネルに採用しているので、屋内のどの部分から出火しても延焼を抑えることが可能です。 - 鉄骨系住宅
1000℃もの高温加熱に耐える「PALC外壁」
耐火素材として、注目を集めている無機質素材・セラミック。
独自開発に成功した「PALC外壁」は、耐火性において従来のセラミックに匹敵する性能を備えた素材。
オートクレーブとよばれる巨大な圧力釜により180℃・10気圧の高温高圧で20時間じっくり蒸気養生されて作られるため、きわめて火に強い性質を持っています。
また、煙や有毒ガスを発生することもありません。内部に無数のミクロの気泡を持っているため、高温で連続加熱してもコンクリートパネルのように破裂してしまう恐れもありません。
厚さ80mmのPALC外壁は、建築基準法上の準耐火性能1時間耐火に対応します。
ミサワホームは「省令準耐火構造」
- 省令準耐火構造に対応
- 防火構造の外壁や軒天、不燃の屋根材や外装仕上げ材が標準仕様
- 都市部などの準防火地域には「準耐火構造」への仕様変更も容易に対応
ミサワホームの耐防水・防湿性とは?
木質系住宅
外壁:9層構造・二重防水工法で万全の防水・防湿対策
工場で屋内側と屋外側に接着した「両面接着パネル」は、空気が流れ込みにくい構造。
室内の湿気は、内装仕上げ材や断熱材表面の防湿フィルムにより、壁内部への侵入がブロックされます。
外側には防水透湿シートを張り、外気と通気のある通気層を設けたうえで外装材を設置する「二重防水工法」を採用。
雨水など外壁の裏面に侵入する水分はパネル躯体に近づけず、また、パネル内部の湿度が上昇した場合は、この防水透湿シートを透って通気層へと排出します。
基礎・土台:換気台輪を生かした通風・換気対策
床下は、基礎内部の土盛りをGLよりも高く設定したうえ、床下全面に防蟻防湿土間コンクリートを敷設し地面からの湿気の上昇を防止。
また、高さ24㎜のスリット状の換気台輪を建物全方位に設置。換気台輪は風向きや建物形状に関係なく高い換気効率を維持し、土台や床パネルと基礎コンクリートの密着を防ぐ役割も果たします。
木質系住宅・耐震木造住宅
屋根・バルコニー:屋根材の下に防水性能の高いルーフィングを施工
軒先部分は耐久性にすぐれるブチルテープを密着させ、雨水の浸入を防いでいます。
また、フラット屋根やルーフバルコニーの場合は、下地合板の上に耐久性・耐候性にすぐれた塩ビシート防水を敷設し、防水シートの保護を兼ねた床仕上げ材などとともに、長期にわたり高い防水性を実現します。
サッシ廻り:実物による暴風雨実験で確認
サッシ自体の水密性能だけでなく、外壁材との接合部からの雨水の浸入の有無やシャッターの対暴風雨効果などを多角的に検証し、万全の防水対策を施しています。
小屋裏:小屋裏には換気棟を採用
壁からの通気や軒先まわりから外気を採り入れ、換気棟から湿気や熱をスムーズに自然排出。
湿気を含み、暖められた空気は、自然排出の作用により通気層を通って軒裏や基礎水切り部で外気に開放、排出され、新鮮な空気と入れ替わります。
フラット屋根やルーフバルコニーなどの換気は、換気フードやパラペット換気、換気塔など、プランごとに最適な方法で対応しています。
鉄骨系住宅
鋼材:鋼材には溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっきによる入念な防錆処理を実施
防錆処理で、亜鉛の犠牲防食機能とアルミの耐食機能がきわめて効果的に働きます。
鋼材にキズがついたとしても、めっき層中の亜鉛が溶け出して鋼材を錆から守り、亜鉛の溶けた部分はアルミの保護皮膜(酸化生成物)が埋めて補い、溶融亜鉛めっき鋼板の約3~4倍という高い防錆性を実現しました。
壁体内:空気層を少なくして、一定の温度を保つ
空気層を少なくして空気の対流を抑え、一定の温度を保てるように。壁体内の結露を防ぎ、安定した状態を維持します。
床下:建物と基礎は、1ユニット当たり4ヶ所(直方体の4つの角)で接合
建物と基礎の間には、独自のスリット型床下換気孔が設けられるため、季節や地域ごとの条件に左右されることなく、一年中均一に床下を換気することができます。
地面からの湿気対策は、浸透圧を利用し、床下地面に土盛りをすることによって、床下に水がしみでてこないよう配慮。土からの湿気が上がってこないように防湿シートも一面に施工します。
ミサワホームの防腐・防蟻性とは?
木質系住宅・鉄骨系住宅:独自の「無公害防蟻工法」
ミサワホームでは、シロアリを「殺す」のではなく「寄せ付けない」(忌避)対策が基本。
安全性の高いネオニコチノイド系薬剤や植物から抽出するフィトンチッド抽出物などを主成分とする防蟻シートを、1階床パネル下面に張る独自の「無公害防蟻工法」を開発しました。
薬剤の土壌散布は行わず、処理もあらかじめ工場で行うため、現場での薬剤使用はほとんどなく、品質にムラがありません。
また、殺虫を目的とした場合、抵抗性のある個体が生き残り、さらに強い薬剤が必要となる可能性が高まりますが、忌避が目的の無公害防蟻工法ではその心配もありません。
防蟻シートは地面に接しない為、土壌の水分や微生物などによる著しい薬剤の劣化もありません。
10年保証とリフォーム防蟻処理による保証延長で、30年連続保証も可能。
木質系住宅:防腐処理「油剤低圧噴射塗布処理」
土台のまた、浴室廻りなどの土台部材としてヒバを使用。
ヒバ材はフェノール成分のヒノキチオールを多く含んでおり、腐朽に強く、防腐処理の必要がない「特定耐久性樹種」です。
これにさらに工場で防腐処理を加え、腐朽対策を実施。この防腐処理「油剤低圧噴射塗布処理」は独自技術。
特殊インサイジング加工で木材に微細な刻み目を入れ、油性の薬剤を噴射塗布するため、含水率を上げずに木材の奥深くまで均質に染み込ませることが可能です。
耐震木造住宅:十分な防腐・防蟻処理による安心のシロアリ対策
土台部分に低公害の防腐・防蟻処理を施した集成材をはじめ、腐朽に強いヒノキ集成材仕様も用意。
さらに施工現場では、信頼性のある(社)日本しろあり対策協会認定薬剤あるいは(社)日本木材保存協会認定薬剤で、土壌処理と木部処理を入念に行います。
住宅性能表示
ミサワホームは、工法ごとに、さまざまな項目で最高等級に対応し、住まいとして必要不可欠な性能に関しては、標準で高い等級に対応済みです。