家を建てる順番を知る！【第2章】

「後悔しない家づくり」という大きなテーマで連載をしていきたいと思います。
今回は【第2章】として、家を建てる順番を知ろうという内容をご紹介していこうと思います。
前章では、「注文住宅を建てるなら、まずは自分・家族の思いを知ること」がテーマでした。
前章を読んでいないという方は、とても重要な内容となっていますので、ぜひ読んでから第2章を読んでくださいね！

前章では後悔しない家づくりにはまず初めに「自分・家族の思いを知ることが大切」とお伝えしました。
どんな家が良いかわからないのに、理想の家を建てることはできないですよね。
理想の家を人から教えてもらうこともできません。
もちろん、手伝ってもらうことはできますが・・・。

さて、自分と家族の思いを知っていただいた方の次のステップは家づくりの順番を知ることです。
家を建てるには、知らなければいけないことが沢山あります。
でも、どんなことを知らなければいけないのか、何をしなければいけないのか順番を知らないと前にすすむのが不安ですよね。
今回は順番をご紹介していきますので、今後何をしなければいけないのか想像しながら読んでみてくださいね！

STEP１　予算を知ろう！

多くの人が、

と答えると思います。
もちろん、銀行での住宅ローンの審査は土地を決定する時でいいのですが、住宅ローンの審査をした時に初めて家を建てるための予算を知ることになるのは不安ではありませんか？
理想を形にしようとしても、予算を知らなければ限度もわかりませんし、本当に実現できるかわからないですよね。
そんな時は、銀行で住宅ローンの審査ではなく、ファイナンシャルプランナー（FP）に相談して、どうしたら住宅ローンを安全に組めるのかを教えてもらいましょう。

できれば銀行の人ではなく、フリーのFPに相談すると良いです。
フリーのFPであれば、金融機関の社員ではありませんので、住宅ローンを売り込まれることはありません。
フリーのFPには数千円で相談できる人や、初回は無料で相談できる人もいますので試してみてくださいね。

という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、なぜ最初に住宅ローンについて考えたほうが良いのかご説明していきます。

なぜ最初に住宅ローンについて考えた方が良いの？

土地の値段は住む地域によって変わります。
ある土地は、1坪あたり30万円ぐらいしたり、駅から少し離れていると1坪十数万円の土地もあったりします。
他にも、高級住宅街であれば1坪40万円以上になる土地もあるのです。

つまり、同じ面積の土地でも選ぶ地域が違うだけで、予算配分も変わってきます！

例えば、

どんな土地を選んで、どんな家に住みたいのかはそれぞれ価値観によって異なりますが、予算を超えて業者の言う通りに限度額いっぱいまでローンを組んだとしても、未来に待っているのは苦しい返済なんです。

時々、住宅ローンを借りて家を建てることが目的になってしまう人がいますが、家を建てる目的は家族で幸せに暮らすことですよね。
なので、理想の家を建てるためにも、まずは土地にいくら、家にいくら、と予算配分をきちんとするようにしましょう。

住宅ローンもしっかり選ぼう！

続いて、少し住宅ローンについて触れていきたいと思います。
家は人生最大の買い物と言いますよね。
家を建てるための条件はいろいろ考えている方が多いと思います。

例えば、

住宅ローンは多くの金融機関で、多くの種類が用意されています。
住宅ローンの種類は2000種類以上あるとも言われているんです。
でも、住宅ローンについてしっかり考えている人は少ないです。
例えば、

金融機関に1000万円以上支払うことになりますよね。
それでなくても大きな買い物なのに、しっかり住宅ローンについて考えないことで、さらに大きな出費になってしまうのです。

STEP２　土地を選ぼう！

前章で自分と家族をすることの大切さをご説明し、STEP１で予算を知ることをご説明しました。
この２つのSTEPを実践していただくと、希望の土地選びと間取りを作ることができます。

さて、このSTEP２では土地を選ぶということに関してお話していきたいと思います。

という人がいると思います。

それには、基準を作ることが重要なんです。
ではどうやって基準を作ればいいの？と思いますよね。
それには自分・家族を知ることと予算を知ることが必要なんです！

例えば、
坪単価が同じ土地が2つあったとします。広さは55坪と４45坪の土地で少し違います。
そして、坪単価は28万円だとします。
45坪でも自分たちの希望が叶うのであれば、迷うことなく選べるでしょう。
45坪と55坪の土地の差額が280万円だとして、住宅ローンを組むともっと大きな差額になるでしょう。
同じ分譲地でも、南東側の土地と、北側に道路がある土地とで金額は全然違うんです。
大体100万円ぐらい違います。
南東側だと、坪当たり2万円ぐらい高くなります。
このような場合でも、どちらの土地の方が自分たちの家を建てるのに適しているのか「自分・家族、予算を知っている」ことができれば、適切な土地を選ぶことができるのです！

では、どうやって土地を選ぶ基準を作ればいいのか？については、今後の章で詳しくご説明していきたいと思います。

ご説明する基準の作り方で、土地を選ぶ基準を作ることで、どんな土地であれば良い・悪いということを判断することができるようになります。
土地の良し・悪しを判断をするのは、他でもない住む人自身なのです。

STEP３　住宅会社を選ぼう！

でも、初めて土地を買うのに、なんでも自分で判断するのはなかなか難しいと感じますよね。
そこで頼りになるのが住宅会社です。

と思ってしまう人も多いですが、

なので、プロの住宅会社の方に相談してみましょう。

でも、そもそもどんな住宅会社があるの？

住宅会社の種類を種類を知らない人もいると思いますので、ご紹介していきます。
家づくりをする住宅会社にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。
どの住宅会社に相談するべきか知っておきましょう。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは全国規模で展開している大手の建設会社のことを言います。
事業規模が大きく、部署が細かく分けられているのが特徴です。
資材や間取りなどが規格化されていることが多く、標準的なプランで家を建てる場合以外は、通常とは異なる資材や設備を選ぶと、オプション料金が追加で必要となり割高になってしまいます。
また、工事が始まってからは変更が難しかったり、CMや住宅展示場の維持費といった広告宣伝費などがかかっているため、家づくりのコストは高めになると言われています。

工務店

工務店はハウスメーカーよりも地域密着型で営業している住宅会社です。
現場監督と直接顔を見て打ち合わせができたり、細かい希望も反映してもらいやすい会社が多いです。
地域の気候や風土などの条件に合った家づくりのノウハウも持っているのが特徴です。
工務店によっては、現場監督や職人の技術の差が大きいことがあるので、腕のいいスタッフがいるところを見極めて依頼することが必要になります。
また、ハウスメーカーの下請けをしている会社もあったりします。

個人設計事務所

個人設計事務所はデザイン性の高いオリジナリティのある家を建てたい人向けの住宅会社です。
細かい要望を取り入れて設計してもらうことができるので、思った通りの家を作ることができます。
しかし、建築家によっては住む人の使い勝手よりも、デザインを重視する人もいるらしく費用が割高になってしまうこともあるようですので、誰に頼むかが重要になります。

住宅会社の種類をご紹介しましたが、種類だけでなく会社のホームページなども参考にどんな住宅会社に相談・お願いするのか考えましょう。
ホームページには得意な工法や理念、施工中の建築現場の様子などが掲載されていたりしますので、参考にしてみてくださいね。

今後の章ではどんな住宅会社を選べばいいのかというアドバイスもご紹介していきたいと思います。

家づくりの順番をまとめると・・・

では、家づくりの順番をまとめてご紹介していきたいと思います。
前章でご紹介した「自分・家族を知る」を行った後は・・・

土地と家にかけられる予算をフリーのFPに相談する。住宅ローンについてもしっかり相談する。

土地選びの基準を自分達で作った上で土地を選ぶ。悩んだ時に相談するのは家づくりのプロである住宅会社。

土地選びの時から、相談にのってくれる優しい住宅会社を選ぶ。

これからの章でSTEP２、STEP３について詳しくご説明していきます。
後悔しない家づくりには、自分達で決めなければならないことばかりで大変です。
それは、他人が良いと思うものと自分が良いと思う家は違うからです。
そのため、後悔しない家づくりをしたいと考えている方は自分でしっかり決めていきましょう。
もちろん、決める基準の作り方などは今後ご紹介していきますので、安心して実践してみてくださいね！

後悔しない家づくり【第3章　土地を選ぶ時の基準を決める！】はこちらからご覧ください！

第3章

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