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後悔しない家づくり 注文住宅

住宅会社を絞る方法!【第5章】

今回は、後悔しない家づくりのために重要なパートナーである住宅会社を絞る方法をご紹介していきます。
住宅会社を選ぶ基準として思い浮かべるものはどんなものがあるでしょうか?
例えば、

大手企業で、営業マンと相性が良くて、CMやっているようなところがいいな~。

という選ぶ基準があるかもしれません。
これは間違い!ということはなく、どんな選ぶ基準であっても自分に合っていたら問題ありません。

でも、この選ぶ基準が本当に自分に合っているかわかっていますか?

何となくこの基準以上であれば安心な気がするからというような基準では、自分にとって後悔しない家づくりを建てることは難しいかもしれません。

この章では、自分に合った住宅会社を絞る基準を見つけていただけるようにご説明していきたいと思います。

住宅会社の情報収集って必要?

家づくりのパートナーとして重要となる住宅会社を選ぶ時、まず情報収集が大切!
と言っているサイトや本がたくさんあると思います。
もちろん、情報を得ることで住宅会社を選ぶ基準を作っていく人もいるでしょう。

しかし、実際に調べた方はわかるかもしれませんが、莫大な情報量ですよね。
インターネットで検索して何百万件とヒットしても、どこの会社が自分に合っているのか判断付かないのではないでしょうか。
地域で絞って検索したとしても、かなりの数ヒットします。
結局、調べれば調べるほど

で、どこがいいの?

という状態に陥ってしまいがちです。

じゃあ、大手企業なら安心なんじゃない?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大手企業だからという理由だけで決めてしまうのは危険です。
大手企業であればCMもやっているし、情報も集めやすいですが、だからといって自分に合っているか、後悔しない家づくりのパートナーとして大丈夫なのかという点の不安は解消されないですよね。

なら、どの会社なら任せていいかわからないじゃん・・・

と思いますよね。
これからご紹介する内容は、後悔しない家づくりをしたい!という人限定のお話です。

そんなことよりも家を建てられたら何でもいいんだ!

という人には向いていません!
ですが、

これからの将来ずっと住む家を建てるんだから、後悔したくない!

という人には知っていてほしい内容です。
どういう会社であれば不安なく一緒に家を建てるのかお伝えしていきたいと思います。

相性のいい住宅会社とは?

自分と相性の良い住宅会社にお願いしたほうが良い!

選ぶ基準は相性の良さ!

なんてことを言われたことがありませんか?

もちろん、相性の良い住宅会社に任せたいけど、具体的に「相性が良い」ってどういうこと?

と思いますよね?

しかし、家づくり経験者に話を聞いたとしても、相性の良さについて詳しく知ることは難しいと思います。

なんとなく、この人なら大丈夫かなと思って決めた

なんて言われても、少し話したくらいで相性が良いなんて判断付かない!と思う人が大半だと思います。

後悔しない家づくりには、住宅会社との相性がとても大切となります。
第4章「土地を決める」でもお話しした通り、土地を決める時に相談するのも住宅会社です
では、相性が良いということはどんなことなのかについてご説明していきましょう

相性が良いとは?

相性が良いとは・・・「自分と似ている」ということです。

例えば、

・家の性能数値を重視している人←理論的に正確に細かく説明してくれる住宅会社
・家の構造を重視している人←様々な工法の長所、短所を丁寧に説明してくれる住宅会社
・安心感を重視している人←何でも相談できる雰囲気のある住宅会社
・丁寧に家づくりをしたい人←我が家のように思って家づくりをしてくれる住宅会社
・楽しみながら家づくりをしたい人←ワクワク楽しみながら家づくりをしてくれる住宅会社

のように、自分や家族に似ている住宅会社を探すということも選ぶ基準の1つとなります。

他にも「住宅会社選びは結婚相手を選ぶことに似ている」なんて言われることもあるそうです。
相性の良い住宅会社は見つけるのが難しくて、1社しか選べないことから結婚相手を選ぶのに似ているそうです。
家を建てようとしている人はすでに結婚相手を見つけている方が多いと思います。
そのため、結婚相手を見つけられたということは、相性の良い住宅会社を見つける方法を知っているということです。

簡単に言えば、奥さんや旦那さんに似ている住宅会社を選べば良いということになりますよね。

相見積もりサイトは使わない!

結婚相手を選ぶ時には、付き合っている間にお互いの価値観を知っていき、価値観が合う、相性が良いから「結婚」を決めたと思います。
最高の結婚相手を見つけるために、何人かと付き合うことはあっても二股はしないと思います。
二股なんてしたら、最低な印象しか与えませんからね。

ですから、住宅会社を選ぶ時も同じなんです。
よく、一度に数社から相見積もりをとる方がいると思いますが、相見積もりをしても相性の良さはわかりません
相見積もりをとってはいけないと言っているのではないですが、相見積もりは二股をしているのと同じです

相見積もりのサイトでは、相見積もりをされていると思いながら住宅会社も対応するので、価格競争となって安く家が建てられるということよりも、テキトーに対応されてしまいがちです。
どんなに真剣に家づくりを考えていたとしても、相見積もりサイトからは真剣度は伝わりません。
相見積もりサイトを使おうか悩んでいる方がいるのであれば、使わなくていいと思います。

比較は1か月付き合ってする!

しかし、勘違いしないでください!
1社に決めたらその住宅会社に決めなければならないというわけではありません。

じゃあどうやって決めるの?

という方におすすめしたいのが

FP
1か月ずつ付き合ってみて下さい。

ということです。

これは、興味のある住宅会社数社に行ってほしいことです。
数社に決める前にどんな会社があるのか気になる方は、このようなサイトで資料請求をしてみるといいと思います。
HOME’S
この資料請求は、どんな会社があってどんな会社なのかを知るきっかけにしかすぎません。
ただ、どんな会社があるのか知らなければ興味のある数社も選べないと思いますので、気軽にこのようなサイトを使ってみると良いと思います。

さて、興味のある住宅会社数社が決まったら、1か月ずつ付き合って相性を判断してほしいのですが、

1か月も話を聞いてしまったらこの会社に決めなければいけないと思ってしまいそう・・・

と不安に思うかもしれませんので、そのような方はこのように伝えてみてください。

FP
私は、真剣に家づくりを考えています。なので正直に言いますが今、気になる会社が○社あって、初めての家づくりですので、 一度にお話を聞いてもよくわかりません。 そこで、1社につき1か月間、家づくりの話を聞ききたいと思っています。 もしよろしければ、私たちに1カ月お付き合いいただけますか? ○社の話を聞いた半年後には必ずお返事させていただきます。

このように伝えれば、家づくりに対する真剣度が伝わりますし、返事をする時期を伝えているので住宅会社も引き受けてくれやすいと思います。
また、1か月ごとに付き合う理由は、気持ちが切り替えやすいからです。
毎週違う会社に話を聞いていたら、どんな会社なのかごちゃごちゃになってしまいます。
そのため、1か月ごとに真剣に付き合って欲しいのです。

これは、結婚相手探しで言う「友達からで構わないので付き合ってください」と同じ感じです。

もし、これを伝えて断る住宅会社であれば後悔しない家づくりのパートナーとしてはふさわしくないということです。
相性の良い会社となるかの判断基準としても使ってみてください。

1か月の付き合い期間に何を判断するの?

1か月間付き合うといっても、ただ話聞くだけではありません。
この1か月間の間にしっかり話を聞いてくれる住宅会社なのか判断するのです。

え~。そんなことどの会社でも聞いてくれそう

と思いますよね。
でも、実際は違うんです!

1か月間私たちとお付き合いしてください

なんて伝えると、

住宅会社は

お、見込みありそう?

と思って急に売り込みを始めます。

弊社は、地震に強い○○工法を採用していますので、震度6が20回来ても安心です
断熱に優れている△△を採用しているので、寒い時期でもあったかく過ごせます
創業150年の弊社では施工実績が多くありますので、優秀な建築士も多数いますよ
ゼロエネルギー住宅に実績があるので、エコに暮らすことができますよ

など、このような営業が始まってしまうのです。

このような営業をされたら

はい。残念でした。

と思ってください。

え? 普通じゃない?

と思うかもしれませんが、

友達からでも構わないので付き合ってください!

と言われた後に、急に

俺の年収は○○○万円で、貯金が○○○万円あるんだ。今○○会社の課長やっていて今度部長になるかもしれないんだよね。身長も高いし、高収入だし良いところしかないないんだ。

なんて言われたら引きませんか?こんなやつ無理だと思いませんか?

さっきの住宅会社の営業はこれと同じことです。
先ほどお伝えしましたが、大切なのはしっかり話を聞いてくれる住宅会社かどうかということなんです。

後悔しない家づくりにするため、第1章「自分と家族の思いを知る」を読んでいただいたと思います。
せっかく、自分と家族の思いを知ってこんな家にしたいということを考えてきたのに、アピールばかりされたら話したくなくなりますよね。

後悔しない家づくりには自分が主導にならなければなりません。

しかし、

弊社はこんな家が建てられます。こんな家が得意です。

と言われてから家づくりを始めることは住宅会社主導の家づくりになってしまいます。

自分が主導になるということは、

こんな生活がしたいからこんな家にしたいんです

と話してから家づくりを始めるということなんです。

そのため、1か月の付き合いの中でしっかり聞き手になってくれる住宅会社を見つけてください。

聞き手になってくれる住宅会社とは?

では、どんな住宅会社であれば聞き手になってくれる住宅会社なのでしょうか?
それは、

どんな家で暮らせたら幸せになれると思いますか?
毎日が楽しくなる生活ってどんな感じですか?

最後まで丁寧に時間をかけて聞いてくれる住宅会社だと思います。
工法や構造よりも、一緒に考えて、悩んで話してくれる住宅会社です。

建てる人によって建てたい家は異なります。
だから、まず話を聞いてくれなければ進まないのです。
建てる人の思いやこだわりを尊重してくれる、建てる人に合わせた家づくりをしてくれる住宅会社を選んでくださいね。

話を聞いてくれる住宅会社が自分に合った家づくりをするパートナーとなるため、なんでも教えてもらうというスタンスではダメです。
後悔したくないのであれば自分主導の家づくりをしなければなりません。
なので、住宅会社に対して悩みを解決してくれる人とは思わず、一緒に考えてくれる人と考える必要があります
これをしっかり忘れないようにしてくださいね。

今回は住宅会社を選ぶ基準として相性の良さを見極める方法についてご紹介しました。
しかし、今回ご紹介した方法では1社に絞り切れないかもしれません。
そのため第6章では1か月間の付き合いの中で、この住宅会社に任せたい!と決められる質問などをご紹介していきたいと思います。

第6章
住宅会社を1社に決める決め手!【第6章】

第5章では家づくりのパートナーである住宅会社を絞る方法についてご紹介しました。 ですが、1社に絞るためには決め手に欠けていたかもしれません。 そんな方のために、この会社と一緒に家をつくっていきたいと見 …

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