一条工務店の省エネ性能をチェック!
一条工務店には2つの構法があります。
「夢の家 I-HEAD構法」と「外内ダブル断熱構法」の2つですが、こちらの構法について詳しく知りたい方はこちらを先にご覧ください。
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一条工務店の省エネ性能は構造、素材、設備に、こだわりを結集させて超・省エネ性能となっています。
一条工務店「夢の家 I-HEAD構法」の省エネ性能とは?
高気密・高断熱構造
一条工務店は高気密・高断熱構造にこだわっています。
高気密の家とは・・・?
- 湿気や乾燥した空気の侵入が少ない
- 湿度管理によってカビ、ダニの発生を抑える
- 計画換気で常時きれいな空気
これらを兼ね備えている家が高気密な家と言われています。
高断熱の家とは・・・?
- 外気温の影響が少ない
- 家の中の温度差があまりない
- 熱漏れや侵入を防ぐ
これらを兼ね備えている家が高断熱の家と言われています。
また、「夢の家 I-HEAD構法」は、国土交通省の次世代省エネルギー基準を超える省エネ性能を持っているエコ住宅となっています。
カビや結露防止にもなると以前ご紹介した、断熱材EPS1号相当を壁・床・桁上に敷き込んで、家全体を包み込み、窓には防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシを採用しているため、断熱性に優れています。
国が推奨する次世代省エネ適合住宅の基準Q値が2.7とされていますが、一条工務店の「夢の家 I-HEAD構法」ではQ値が0.98と3分の1まで削減されています。
Q値は数値が小さいほど、建物から熱が逃げにくいことを表すため、冷暖房費も3分の1に抑えられるということなんです。
断熱性EPSがカビや結露防止に繋がることについては、詳しくはこちらでご説明しています。
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高性能断熱材を使用
一条工務店の「夢の家 I-HEAD構法」では、国土交通省から不燃材として認定されているグラスウールの約1.2倍の断熱性があるEPSを使用しています。
断熱材EPSとは?
一条工務店の「夢の家 I-HEAD構法」に使うEPSは、フロンや代替フロンを使わずにつくるため、リサイクルが可能で、地球にやさしいエコ素材となっています。
また、難燃剤を添加しているため燃えにくく、燃えてもダイオキシンが発生しない断熱材となっています。
熱交換換気を採用
一般住宅の換気システムは非熱交換型が多いです。
非熱交換型とは、給気すると冬は冷気が、夏は熱気が室内に流れ込む換気システムです。
一条工務店の「夢の家 I-HEAD構法」では、室温をキープしながら換気できる「熱交換型ロスガード90」を標準装備しています。
冬の温度交換効率は90%以上で、暖房で温まった室温をほぼ変えずに、家の中の空気を入れ換えることができます。
冬の暖房費を約35%節約もできます。
一条工務店「外内ダブル断熱構法」の省エネ性能とは?
断熱性能5倍!
一条工務店の「外内ダブル断熱構法」なら、Q値が0.51で、国が推奨する次世代省エネ適合住宅の基準のQ値が2.7なので、5倍以上の断熱性があります。
Q値の数値が小さければ小さいほど建物から熱が逃げにくいことを表すので、高い断熱性能があることがわかります。
また、次世代省エネ適合住宅の基準の5倍の断熱性があるため、冷房消費も5分の1に抑えることができます。
冷暖房費を抑えられるということは、冷暖房を使わないということに繋がるので、二酸化炭素も大幅に削減でき省エネです。
断熱材に高性能ウレタンフォームを使用し、高性能ウレタンフォームを構造材の外側と内側にダブルに重ねた「外内ダブル断熱構法」なので、一般的な外断熱構法である「外張り断熱」や内断熱構法の「充填断熱」よりも上回る断熱性能があります。
高性能ウレタンフォームは、外壁・天井・床の全ての構造パネルに使用されています。
一条工務店の「外内ダブル断熱構法」は保温効果が高く、冬は暖房の熱を逃がさず、夏は熱の侵入を防ぐため、最小限のエネルギーで生活することができます。
そのため、冷暖房費も抑えられるということです。
一条工務店「夢の家 I-HEAD構法」と「外内ダブル断熱構法」の共通の省エネ性能!
高性能樹脂サッシを使用
一条工務店の窓に使われるのは、防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシです。
防犯合わせガラスと2枚のLow-Eガラスの間には、熱を伝導しにくいクリプトンガスを充填されます。
これによって、一般のペアガラスアルミサッシの約5倍の断熱性とすることができます。
高断熱と言われるアルミ熱遮断構造サッシと比較しても、約3.6倍の断熱性があります。
防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシとは?
防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシは、アルミなどの金属に比べて熱伝導率が低い樹脂サッシを使い、3層のガラスで挟まれる中空層に断熱性に優れたクリプトンガスを充填することによって高い断熱性を発揮されます。
また、紫外線を99%カットしてくれる嬉しい機能もあります。
樹脂サッシには、遮音性能も優れたものを使用し、静かな室内が保たれるようになっています。
全棟気密測定を実施
一条工務店では、全棟気密測定を実施しています。
- 「夢の家 I-HEAD構法」は2006年に実施:平均実測値はC値0.61
- 「外内ダブル断熱構法」は2009年に実施:平均実測値はC値0.59
国が推奨する次世代省エネ適合住宅の基準のC値は5.0なので、どちらも約8倍の気密性があります。
C値とは建物の延床面積に対する隙間面積の割合で、値が小さいほど気密性が高いことを表します。
構法
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断熱性
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気密性
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夢の家 I-HEAD構法
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断熱材はEPSを使用 Q値が国の基準の3分の1で冷暖房費も3分の1 |
C値が国の基準の約8分の1
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外内ダブル断熱構法
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断熱材は高性能ウレタンフォームを使用 Q値が国の基準の5分の1で冷暖房費も5分の1 |
C値が国の基準の約8分の1
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高断熱・高気密の家を建てるということは、生活する中で必要となる冷暖房費を抑えられるということに繋がります。
また、環境にとってもエコな家になるので、省エネ性はとても重要な比較材料になると思いますよ!