【積水ハウスの鉄骨1・2階建て】耐震性能
ではまず、鉄骨1・2階建てダイナミックフレーム・システム構法の耐震性能についてご説明します。
3つの構法については、こちらでご紹介しています。
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鉄骨1・2階建てダイナミックフレーム・システム構法には、地震動エネルギー吸収システム「シーカス」が使われています。
「シーカス」は、地震発生時の家の揺れを低減させ、建物の変形を最小限に抑えられます。
シーカスの3つの特徴
- 地震動エネルギーを熱エネルギーに変えて吸収する
- 地震時に発生する建物の変形を約2分の1に低減する
- 繰り返しの地震に効果を発揮し耐久性が高い
また、積水ハウスでは、「シーカス」からさらに新開発された「ハウブリッドシーカス」と「高性能二重耐力壁」で、設計自由度をさらにアップさせることができます。
耐震+制震の複合壁「ハイブリッドシーカス」
積水ハウスでは、耐力壁とシーカスフレームを二重に配置し、地震の強さと、プラン自由度の高さを両立した「ハイブリッドシーカス」を開発しています。
開放的な空間設計を可能にしています。
耐震+高強度耐力壁「高性能二重耐力壁」
積水ハウスでは、「ハイブリッドシーカス」と同じく、耐力壁と高強度耐力壁を二重に配置した「高性能二重耐力壁」も新開発されています。
「高性能二重耐力壁」で内部空間の設計の自由度も高くなり、将来のプランの変化にも対応しやすくなります。
【鉄骨1・2階建て/木造住宅シャーウッド】の免震システム
積水ハウスの免震システムについてご紹介しましょう。
積水ハウスの免震システム5つの特徴
- 中~大地震の揺れを1/5~1/15に低減
- 最大460㎜(±230㎜)、360°全方向に動くことにより地震エネルギーを吸収
- 震度4(水平方向の自動加速度30gal)程度の中地震から効果発揮。
- 大地震後も建物が元の位置に戻る
- 給・排水管に免振専用の可動式フレキシブル配管を採用。
建物内の設置配管などが守られるため、大地震後のライフライン復旧後すぐに日常生活が可能となります。
実大実験を実施
積水ハウスで2003年と2004年に実施された実大振動実験では、震度7の揺れを10分の1(鉄骨)、9分の1(木造)に低減され、揺れの大きな2階でも家具の転倒・家財の破損はありませんでした。
免震装置は地震の揺れを大幅に低減しますが、建物が全く揺れないわけではありません。
免震装置の上に建つ家の強度も必要になります。
そのため、積水ハウスでは免震+耐震住宅となっています。
免震住宅(鉄骨)の設置条件
対象型式:イズシリーズ、ビーエコルドシリーズ
戸建形式:一戸建て住宅
積雪区分:一般地域+多雪区域(200㎝以下)
断熱地域区分:Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ地域
地盤条件:地盤が軟弱な敷地、液状化が予測される敷地は設置不可
免震住宅(木造)の設置条件
対象型式:シャーウッドシリーズ2階建て住宅
積雪区分:一般地域+多雪区域(150㎝以下)
断熱地域区分:Ⅱ(凍結震度が200㎜より浅い地域限定)・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ地域
地盤条件:地盤が軟弱な敷地、液状化が予測される敷地は設置不可
積水ハウスの免震システムは、家具の転倒も防ぐため二次災害を防ぐことに繋がります。
【積水ハウスの鉄骨3・4階建て】耐震性能
重量鉄骨梁勝ちラーメン構造「フレキシブルβシステム」
積水ハウスの鉄骨3・4階建ての重量鉄骨梁勝ちラーメン構造「フレキシブルβシステム」は、高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計されています。
「フレキシブルβシステム」は、大地震時には、構造躰体と大型鉄筋コンクリート布基礎でエネルギーを吸収して安全性を確保してくれます。
厳密な品質管理と、実際に壊れるまで強さを試す実大実験を繰り返し実施し、あらゆる角度から地震に対処されています。
家が倒れないだけでなく、家具の転倒も抑えることができるのは嬉しいですね。