と考えた時に、マンションを購入するのか、注文住宅で家を建てるのか、建売住宅を購入するのかを選ぶことになります。
注文住宅なら、自分の思い通りの家が建てられると人気ですが、今回は建売住宅にフォーカスしていきたいと思います。
建売住宅は、同じ場所に同じ家が立っている中から選ぶというイメージで、好きな間取りにすることはできないと思っている方が多いと思います。
しかし、建売住宅には2種類あり間取りを選ぶこともできると知っていますか?
2種類ある!?建売住宅
建売住宅の種類
種類② 建築条件つき売地を購入する
種類①完成済みの家を購入する
すでに完成している家を見て購入したり、完成前にモデル棟で物件概要を見て購入することです。
これは一般的にイメージする建売住宅と同じなのでイメージしやすいと思います。
この場合、すでに完成している家を購入することになるので、自分の好きな間取りにしてもらうことはできず、建てられた家の中で決めるしかなくなります。
しかし、種類①の建売住宅は
すでに完成済みの家を購入するので、すぐに住み始めることができます。
建売住宅のメリットである、即購入・即入居が可能ということです。
そのため、
という方には適していると言えます。
また、土地と建物の価格が決まっているため、住宅ローンの審査もスムーズに進めることができます。
デメリットも把握しておこう!
種類①の建売住宅にもデメリット
- すでに建てられているため品質管理のチェックができないこと
- アフターメンテナンスに不安あり
すでに建てられているため品質管理のチェックができない
品質管理のチェックは家の施工中に確認することになりますので、すでに完成しているということは品質管理のチェックができないということです。
そのため、もし欠陥住宅だったとしても気づけずに住み始めてしまうことになります。
また、建売住宅の販売元である不動産会社が利益を得るために、安い単価で工務店に発注することもあるそうですので、品質面に不安が残ってしまいます。
アフターメンテナンスに不安あり
建売住宅の場合、売り主は不動産会社になります。
そのため、注文住宅ではハウスメーカーや工務店がアフターメンテナンスを保証してくれますが、建売住宅では不動産会社のためアフターメンテナンスをしっかり保証してくれるか不安があります。
アフターメンテナンスは住宅に不備があった場合に、保証してくれるものなのでしっかり購入前に確認しておく必要があります。
また、不動産会社の中には悪質な会社もあり、物件を売却後に倒産して逃げられてしまうということもあるそうです。
種類② 建築条件つき売地を購入する
建築条件つき売地というのは、土地の取引ありきで、建物については売り主の指定した建築業者の施工が条件となる建売住宅です。
種類①の建売住宅の場合は「売買契約」のみですが、種類②では初めに土地の購入「売買契約」をして、建物の「請負契約」をすることになります。
種類②の建売住宅の場合、まだ家が完成していない状態での契約となるため、売り主の指定した建築業者での施工となりますが、間取りを自分で決めることができます。
間取りを自分で決めることができるため、
という要望も叶えることができます。
そのため、種類①の建売住宅よりも自分好みの家を建てることができます。
また、種類①の建売住宅でデメリットとして挙げた品質管理のチェックも、種類②の建売住宅であれば家を建てる前の土地を購入するところから始まるので、チェックすることもできます。
デメリットも把握しておこう!
種類②の建売住宅にもデメリット
- 間取りを自分好みに変えるほど価格が高くなる
- 施工会社を選ぶことができない
間取りを自分好みに変えるほど価格が高くなる
注文住宅でも同じですが、自分好みの間取りにしようとすればするほど高額になります。
しかし、種類②の建売住宅の場合、余計高額に感じてしまうのです。
それはなぜかというと、不動産会社と土地の契約をする時に
というように安い値段で提案してきます。
また、チラシにも土地価格と建物の参考プランでの価格を安く表示しているので、土地を購入してから希望の間取りを打ち合わせをしていく中で、どんどん価格が上がってしまうのです。
はじめに不動産会社が提示した土地価格と建物の参考プランでの金額で土地を購入する際に資金計画をしてしまうため、資金計画が狂ってしまうことが多いのです。
不動産会社の中には
と契約をせかしてくる会社もあるので、しっかり建物代についても検討してから購入することが大切です。
施工会社を選ぶことができない
建物を建ててもらう会社が決まっているのが「建築条件つき売地」の特徴とお話した通り、この会社で建ててもらいたいという希望を出すことができません。
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、同じハウスメーカーでもいくつか種類があるので建てられる家は変わってきます。
どんな違いがあるか気になる方はこちらの記事をお読みください。
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間取りプランに要注意!
建売住宅で間取りプランを作成してもらう時に多い要望が4LDKにすることです。
しかし、土地が狭い市街地などの狭小宅地では4LDKにするのが難しく、提案してくる間取りプランでは無理やり4LDKにしてあることがあります。
平面図を見せられると、それなりに大きく見えることがありますが、そのまま建てると部屋の高さが以上に低くなっていたり、天井が斜めで家具を配置しようとしてた場所に配置できなかったりします。
また、階段や廊下が狭く設計されることも多いので、家電などを搬入しようとしたら
なんてこともあるのです。
断面図であれば、高さがわかるようになっているので、間取りプランを提案してもらう時は、必ず平面図だけでなく断面図も確認するようにしましょう。
というイメージで購入しようと思う方や、
ということで即契約してしまうと、思わぬダメージを受けることもあります。
土地を探す時に良い土地は「建築条件つき売地」になっていることも多く、希望する人も多いので販売している不動産会社も強気に対応してくることがあります。
そのため、
という気持ちになり契約してしまうこともあると思います。
しかし、家はとても大きな買い物ですし、じっくり考えて購入を検討する必要があります。
建売住宅を購入する際は、不動産会社に騙されない目を持つことが重要です!
契約を急かしてくるような不動産会社で契約したとしても、購入した後に思わぬダメージをうけることがあるので、
という意思を持って建売住宅を探すことで、自分にとって満足のいく家を購入することができると思いますよ。