リノベーションとは?リフォームとの違いを説明します!
新築マンションは高くて手が届かないという場合も、中古マンションをリフォームしたりリノベーションすることで、新築みたいに綺麗でお洒落な部屋にすることができます。
また、自分好みに作り変えてしまう方法を活用して、自分のライフスタイルを確立する人が増えています。
最近の若い世代にはこの手法が人気です。
なぜなら、現在の日本の雇用状況は賃金が上がらず、ボーナスもなかなか満足に出るとは限りません。
ましてや新築の一戸建てや、新築のマンションなんて買えるわけもないこの時代のため、自分の「城」を構えるにも工夫が必要な時代なんです。
そこで中古の物件を安く購入し、自分の好みに応じて作り替えてしまうという、手法が最近の若い世代の間で流行しつつあります。現在の住宅事情を鑑みれば、納得の手法とも言えます。
・リフォーム・・・古くなったり壊れた部分を修理、交換して綺麗な状態にすること。
リフォームはもともとの部屋の作りを変えずに、内装を新しくする方法で、壁紙の張り替えや畳替え、フローリングの張り直し、水周りの古い設備の交換などが主に行われます。これだけでもかなり部屋は明るくなり、見違えるようになります。
・リノベーション・・・建物の間取りや設備を変えたり、構造補強をするなど建物の初期の性能以上の付加価値を付け加えて再生させること。
リノベーションは例えば3LDKを1LDKに変更してリビングを広くするなど部屋の間取りを変えたり水回りの位置を変えること、ガスコンロをIHクッキングヒーターにするなど設備を交換し住む人のニーズや流行に合わせてより住みやすい部屋にすることです。
築年数の経ったマンションとか一戸建てを全く新しい間取りで、自分の好みに応じた作りに変えてしまう方法で、基礎的な作りはすでに強度的にも、信頼の置ける作りになっていますし、部屋を増やすにも減らすにも、柱が少ないのでやりやすいです。
例
広いリビングが好みのAさん。
中古マンションでいい物件があったので、購入。
しかし間取りが3LDKでリビングが15畳くらいでしたが、でもAさんは20畳くらいはリビングに欲しいと思っていました。
そこで6畳の和室を潰して、リビングを広げることにしました。
一般のリフォームでは難しいこの工事を、リノベーションを活用することにより、Aさんは理想の住まいを手に入れることができました。
今までの日本では築30年ほどで家を取り壊し建てなおすことを繰り返してきましたが、最近になって空き室になったままの中古住宅をより安価に、よりエコに活用するという意味で、マンションのリフォームやリノベーションが見直されてきました。
購入する側も、同じ金額で少しでも立地のよい、また広いマンションを購入できたり、自分好みにカスタマイズできるという利点、売る側もコストを抑えながら空き室の資産価値を高めて、魅力的な物件にする事ができるという利点、双方にメリットがあるといえます。
今新築や築浅のマンションに絞って物件を探している人は、一度築年数を条件から外してみると候補がたくさん出てくるかもしれません。
中古の物件でも壁紙や床を綺麗にし、自分好みの間取りや設備を整えれば、予算の範囲内で暮らしやすくお洒落な部屋に住む事が出来ますよ。
物件の購入費用を安く抑えられた分、カーテンや家具もお洒落な物を揃えると、より楽しく快適に過ごせそうですね。
リノベーションでも間取りにこだわれる!
リノベーションすれば、古かった設備が一新できるだけではなく、部屋を組み合わせて広いリビングを確保するなどのように、間取りの変更も思い通りにできます。
その為型にはまった間取りが嫌な人や、内装材にこだわりたい人にもお勧めです。
また住宅を丸裸にする事で、劣化状態も確認する事ができて、今後の住らしに安心感を持つ事ができます。
リノベーションのメリット
築年数が経った物件なら、購入価格が抑えられるので、その分をリフォーム代に回す事ができます。
新築に比べて選択肢も広がるので、条件のいい物件を手に入れやすいというメリットもあります。
費用的にも、部分部分に分けてリフォームをするより、一度にまとめて施工してしまった方がコストが安く済みます。
施工中の仮住まいに関しても、何度も考える必要が無いので安心です。
リノベーションは、もともとの間取りにとらわれずに自分の好みに応じて、間取りそのものを作り替えてしまう方法ですので、物件が一般的に安く済むため、総工事費用も安くなりやすいです。
このようにマンションをリノベーションする事で、様々なメリットがあるのです。
リノベーションのデメリット
リノベーションはかなり大掛かりな工事になるので、物件を購入してから、引渡しまでに時間がかかってしまいます。
その為賃貸住宅に住んでいる人は、余分な家賃が必要になってしまうのです。
今済んでいるマンションからの住み替えを検討する場合にも、工事に時間がかかるということは住み替えまでの家賃負担が二重に発生するということでもあります。
また住宅ローンは現在安い金利でローンを組めますが、リフォーム代は基本的には現金を用意する必要があります。
専用のローンもありますが、住宅ローンに比べて金利が高いのと、複数のローンをかけるリスクの面から、あまりお勧めできません。
中古マンション購入時の諸経費、物件価格のおよそ1割と合わせて、数百万程用意しておく必要があるのです。
他にも、近隣の住民への配慮も必要です。
長期間に渡り大規模な工事が行われるので、騒音や振動など迷惑がかかってしまいます。
また近隣との兼ね合いから迷惑のかからない時間での施行に限られるため、工事に時間がかかることもデメリットの1つとなります。
今後のご近所付き合いを円滑に進める為に、リフォーム前には挨拶をするようにしましょう。
また、建物の築年数が相当数あった場合、建物自体の耐久性が法律基準を満たしていないことも考えられます。
あるいは構造自体が特殊である場合、自身の希望の間取りと合わせる作業が困難になることもあります。
リノベーションなら新築よりも50%くらいで手に入る!
このようにメリットもあればデメリットもあるリノベーションですが、自分らしく暮らしたい人には、魅力的な物には違いありません。
マイホームをより良くする為に、きちんと計画を立てて、施工するようにしましょう。
一般的に都心、もしくはそれに近い環境整備がなされた地区に新築のマンションを探そうという場合、需要に対して新規の物件の開発件数が限られているということもあり、満足する物件を探すことはほぼ無理な状況になっています。
しかしある程度築年数の経った物件であれば良い立地条件で探すことは可能です。
しかも費用についても築年数が上がるごとに数百万円単位、場合によっては千万単位で安くなる場合もあります。
そこで、格安の費用で築年数の立ったマンションを手に入れ、リノベーションを施すことで新築同様の希望の間取りを新築の50%~80%程度の価格で手に入れることが可能である、という考え方が注目されています。
リノベーションは建物の老築化した内装・設備を全て取り払い一旦建物構造をスケルトン状態にした上で必要な内装を新たに配置していく手法です。
カントリー風キッチンやナチュラルなリビングなど、自身の描くイメージ通りのコーディネートが可能ですし、もしくはメーカーが提供するデザインを選んで後は任せるという方法もあります。
デザイナーの発想によっては非常にユニークな、遊び心溢れた楽しい住居が手に入ることもあります。
そもそもマンションの内装設備の耐用年数が10年~20年であるのに対し、スケルトン=構造体の耐用年数は60年~80年とも云われています。
メーカーにとってもユーザーにとってもリノベーションは新規開発費用・購入費用を抑えられ既存の建物を有効利用できるエコロジーな手法として今後もさらに需要が見込まれるでしょう。
リノベーションの費用とは?
マンションをリノベーションするという事は、リフォームと比べて大きな規模の工事の事です。
これをする時に必要となる金額は、それぞれ個人が理想とするマンションのリノベーション方法によって異なります。
マンションをリノベーションする時には、必要な費用を出す為に、リノベーションを担当してくれる業者に見積もりに関しての依頼を行うのが、とても速い方法です。
大体の費用を割り出すとなると、マンションのリノベーションに掛かるとされている費用は、600万円前後から1000万円程度とされていますが、これについてはあくまでも費用に対する情報を集めた結果にしか過ぎないので、実際に検討をしているのなら、的確な数字を出してくれる所へ査定を依頼するのが無難です。
あまりにも高額な費用がかかりすぎるといった事が無いように、安く改装工事を行ってくれる業者選びを行う事も必要となるので、この数字を参考にした上で探されると、より良い改装工事業者を選ぶ事ができる可能性があります。
マンションの大型工事を行う場合、担当業者は大掛かりな工事となるので、それを前提にしながらプランニングなどを行ってくれますし、どうしても希望があるのであれば、それを伝える事で希望を盛り込んで予算の算出を行ってくれます。
最近では1社での見積もりだけでなく、多数の企業からの見積もりができる一括査定サービスを行っているサイトも多くあるので、大型改装工事を行う場合には、価格を見比べる事がしやすくなっています。
また、多数の企業から見積もりをしてもらい、価格を比較してから依頼をすると、比較的安価な業者に依頼を行い、改装工事を進める事ができるようになるので、できるだけ多くのところで査定額を出してもらっておくと、改装工事を行いたい時期に依頼をしやすい状況にする事が可能となります。
大型の工事となると、総合的に考えてかなり多額な金額がかかる工事にもなりますが、だからこそ効率的によい業者選びをする事がとても大切です。