住友林業には、2つの構法があります。
今回ご紹介する耐久性はどちらの構法にも当てはまる内容となっています。
2つの構法についてはこちらで紹介していますので、参考にしてください。
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住友林業は2つの構法で地震に強い家が建てられる!
住友林業って、長澤まさみと加瀬亮が夫婦役をやってるよね。 木の家って感じのイメージ。 住友林業で建てられる家は、確かに木の家ですが、2つの構法があることは知っていますか? 今回は、住友林業の2つの構法 …
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住友林業は通気層で湿気を逃がす!
カビ・結露対策
住友林業では、モルタル仕様、サイディング仕様ともに外壁に独立した通気層を持つ外通気工法となっています。
外通気工法は、壁体内に独立した通気層を設けて余分な湿気を放出させるため、結露を抑えてくれます。
湿気は、結露・カビや腐朽の原因となるので、通気層が湿気をコントロールすることで優れた耐久性を実現しています。
土台は「基礎パッキング工法」で換気
住友林業では「基礎パッキング工法」が採用されています。
基礎パッキング工法は、基礎と土台の間にパッキンを施工して、床下換気を促進するもので、従来の床下換気に比較すると2倍以上の換気能力があると言われています。
基礎パッキング工法で基礎と土台を密着させないため、土台の耐久性の向上効果もあります。
雨対策
住友林業では、雨水の浸入を防ぐため「きづれパネル」と「半透明高分子防水シート」、「透湿防風シート」の3層構造となっています。
外壁から雨水が浸入した場合でも、きづれパネル外側の「半透明高分子防水シート」の高分子吸収体が水分を吸収し、ゲル化しながら膨張して浸入口をふさぐことができます。
内側の「透湿防風シート」が湿気を外へ逃がすので、木部が長持ちし、気流による熱損失も防ぎ、冬温かく夏涼しい家とすることができます。
きづれパネルについては、こちらで紹介しています。
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大雨も実験で検証済み
住友林業では、通常の雨対策だけではなく、大雨も想定し部材の耐久性が検証されています。
大雨の降雨量を再現したり、間欠で雨を降らせたり、強い陽射しによる乾燥など、さまざまな想定の実験をすることで部材の耐久性を検証しています。
シロアリ対策
地面から、敷地全体で一日数10リットルもの水蒸気が発生するため、住友林業では、べた基礎と防蟻防湿フィルムによって地面からの湿気やシロアリの侵入を防いでいます。
マルチバランス構法で使う国産檜はシロアリに強い
住友林業の構法の1つであるマルチバランス構法では、防蟻防湿フィルムと、柱と土台には国産檜を使用しています。
国産檜シロアリに強く、耐久性が高いと言われていて、さらに耐久性を高めるため、防腐・防蟻処理が施されています。
サビ対策
住友林業の構造には、金物が使用されています。
使用されている主要な構造金物には、人体に有害なクロムを含まない防錆処理が施されています。
防錆処理された構造金物には、複合腐食実験や塩水噴霧実験などにより高い耐久性が確認されています。
住友林業の家は台風や大雪でも耐えられる!
暴風雨対策
暴風は家に対して、水平方向の風圧力、下から屋根を突き上げる吹き上げ力の2種類の力を与えます。
住友林業では水平方向の風圧力に対して耐震性能が威力を発揮し、吹き上げ力に対してはハリケンタイII(アオリ止め金具)などで暴風から家を守っています。
屋根の耐水性
住友林業では、屋根材の下に、オリジナルルーフィングを敷きつめて高い水密性を確保しています。
オリジナルルーフィングは、熱に強く、引張り強度にも優れた素材で、屋根の耐水性を高めています。
実験で防水性能を検証
実際の台風に近い1時間あたり240mmの雨量に相当する水を段階的に与えて、最大風速毎秒60mまでの風圧を発生させ、建物各部の防水性能を確認しています。
また、屋根頂部の試験体に風雨を当て、換気瓦の水密性も調べられています。
雨量100mm/hから、最終的に180mm/h、風速毎秒49mまで実験し、高い水密性が確認されています。
積雪対策
住友林業では、積雪実験棟で各部材の構造性能を検証し、収集したデータをもとに多雪地域での仕様が策定されています。
多雪地域では積雪荷重が長期化する傾向にあり、二次部材(母屋・垂木など)のたわみ量が構造設計において重要となります。
住友林業の実験では、二次部材の変位量は非常に小さい数値を示しているため、使用部材の安全性が確認されています。