
家づくりにおける「ユニバーサルデザイン」とは?
これまでの住宅づくりでは住宅にどのような人が住むのかということはあまり考えられてきませんでした。
住宅とは大人や子ども、高齢者や身体の不自由な人など考え方も生活リズムも異なる人たちが共に生活する空間であるのに住む人のことが考えられることなく画一的な家づくりが行われてきました。
しかし近年、「ユニバーサルデザイン」というコンセプトが様々な業界で浸透してきました。
自動車、家電、家具。私たちの身近にある様々な物やサービスに「ユニバーサルデザイン」というコンセプトが取り入れられています。
もちろん住宅づくりにもこのコンセプトは取り入れられ住宅の様々な面でそのコンセプトを見ることができます。
ユニバーサルデザインはシニア層のためのもの?
日本においては「ユニバーサルデザイン」とはシニア富裕層のためのものづくりになっており、ある種の偏りが見られるようなコンセプトになっています。
しかし日々暮らす中で最も守られるべき存在はシニア層ではなく幼い子どもたちです。
成長途中の子どもたちは何が危険で何が安全かを判断する力が未成熟で、家庭でや学校、街中で危険と隣り合わせで生活しています。
アイフルホームのユニバーサルデザインは「子ども目線」!
アイフルホームでは「子ども目線の家づくり」をコンセプトに住宅づくりを行っております。
子ども目線で住宅をつくることは子どもだけでなくシニア層や身体が不自由な人などどんな人でも快適に暮らせる住宅をつくることにつながります。
アイフルホームでは「キッズデザイン4つの定義」を独自に設定し事業コンセプトに据えています。
これは住宅づくりのみならずアイフルホームの企業活動すべてにおいて適用されこのコンセプトのもと住環境や家庭環境を研究することで社会に発信していく活動を行っております。

キッズデザイン4つの定義
- 子どもの目線で考えた安心・安全に貢献するデザイン
- 子どもたちの創造性と未来をひらくデザイン
- ママを支援する子育てしやすいデザイン
- 全ての人たちの持続可能な安心と幸せを作り出すデザイン
これらのコンセプトを実現するためにアイフルホームでは「キッズデザイン研究所」を設立しました。
この研究所では「キッズデザイン4つの定義」のもとに住宅づくりを進めることで今の日本が抱える少子高齢化、教育、安心安全な社会、エネルギー問題などの様々な社会問題に取り組んでいます。
こうした活動が認められ、2008年から10年連続で「キッズデザイン賞」を受賞しています。
アイフルホームが進める「子ども目線の家づくり」の一例としては、
- 指を挟みやすい引き戸の開閉のソフトモーション化
- ぶつけやすい家具の角を丸くすることでケガの発生を防ぐR出隅
- 段差を抑えた床の設計 など
こういった工夫により子どもだけではなく健康な人もシニア層や身体の不自由な人も安心して暮らせる住宅づくりにつながっています。
またアイフルホームでは「キッズデザイン4つの定義」をコンセプトに据えたうえ、さらに「本当にいい家」の6つの条件を定めています。
これにより子どもだけではなくその住宅に住むすべての人が生涯、幸せに住み続けられる家づくりを目指しています。
これまでにご紹介してきた「子ども目線の家づくり」や「キッズデザイン4つの定義」という考え方の他にもアイフルホームでは断熱性、耐震性、耐久性など住宅を支える様々な技術の面でも住みやすい住宅づくりを研究し続けています。
住みやすさだけではなく住む人が代々受け継いでいくことができるような長寿命化、日々の生活で発生する生活コストの低減化、生活するうえで発生する二酸化炭素量削減などの技術により、住む人はもちろん地域や自然に優しい住宅づくりを進めることで先述したような社会問題に取組み住宅づくりを通じて社会への貢献を日々考えています。